SAPIXはどんな塾?2023 ~⑧SAPIX生 6年後期の一週間(2)【SS特訓】~

西村則康近影

西村則康 名門指導会代表

40年以上、難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ家庭教師。
「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で入り込む授業を実践している。受験を通じて親子の絆を強くするためのコミュニケーションをアドバイス、コーチング手法も取り入れ、親子が心底やる気になる付加価値の高い指導を行う。

目次

1. 『SS特訓』とは何か
2. SS特訓「単科講座」にはどんな講座がある?
3. SS特訓「単科講座」それぞれの内容は?
4. SS特訓 単科講座選びのポイントは?

御三家や難関中学受験で突出した合格実績を誇るSAPIX(サピックス)。

前回の紹介記事⑦では、中学受験界で知らない人はいない大手進学塾SAPIXに通う6年生の週間スケジュールに関して、後期に焦点を当ててお伝えしました。

シリーズ8回目の今回は、SAPIX 6年後期から始まる『SS特訓』の講座内容と単科講座選択のポイントをお話していきます。

初めに、6年後期におけるSAPIXの最重要カリキュラム『SS特訓』について見ていきましょう。

1. 『SS特訓』とは何か

最終学年の後期からスタートする『SS特訓』(サンデー・サピックス)はSAPIXの名物講座であり、生徒一人一人の実力のピークが入試当日に来るようにカリキュラムが組まれた5か月間の集中特訓です。

学力面だけでなく精神面の準備も整えていくことも目的の一つとなっており、SAPIXが長年かけて出題傾向・対策を研究し尽くしたテキストを用いて行われる「志望校別講座」と、苦手科目・分野を徹底的に克服するための「単科講座」の2つが用意されています。

「志望校別講座」と「単科講座」のうち、より重要度が高いのはもちろん各自の志望校に特化した授業が行われる「志望校別講座」ですが、「どのコースを選択すべきかよく分からない」と毎年多くのご相談を受けるのが、後者の「単科講座」です。

そこで今回はまず、6つの講座から2つを自由に選択出来る「単科講座」6講座の各内容と、選び方のポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

2. SS特訓「単科講座」にはどんな講座がある?

・算数 思考力講座
・ 〃  解法力講座
・国語 記述表現力講座
・ 〃  読解力講座
・理科 知識論理力講座
・社会 知識論理力講座

「単科講座」は9月〜1月までの5ヶ月間で苦手分野を集中的に学習し、弱点克服することを目的とした教科別特訓講座です。

毎年上記6講座が用意されており、この中から一人一人が自分の志望校や現在の学習状況に応じて希望する講座を2つまで選択受講できます。

3. SS特訓「単科講座」それぞれの内容は?

★算数思考力講座

灘・開成・筑波大学付属駒場中などのいわゆる算数の超難関校を志望している生徒さんで無い限りは、こちらを選択する必要はないでしょう。
算数の基礎力が既に十分であり穴が全くない状態であり、難問攻略だけが残りの課題である、というようなレベルの生徒さんに向けられた講座です。

★算数解法力講座

6年生の夏期講習までに身につけた学習内容を補完する講座です。
基礎の定着を徹底し、あらゆる過去問に対処出来る確かなベース作りをしたい生徒さんにおすすめです。

また、偏差値的には難関校ですが、渋幕・聖光学院を志望する生徒さんも内容的にこちらの講座が良いでしょう。

6年生の後期平常授業は実践演習中心です。
基礎的な知識や復習は基本行いませんので、灘・開成・筑波大学付属駒場中などのいわゆる算数の超難関校を志望しているけれどもまだまだ基礎に不安があるという場合も、SS特訓ではひとまずこちらを受講するのがおすすめです。

超難関校に十分対応できるだけの内容はこの講座では扱いませんが、基礎が身についていない状態でこの講座に飛び込むことは無意味です。
また、こちらの講座内容は併願校対策にも大いに役立つでしょう。

★国語記述表現力講座

長文記述問題に対応する講座であり、基本的な読解力がすでに身についている生徒向けの、記述力養成に特化した内容です。
開成・麻布・桜蔭・武蔵・筑駒・聖光・渋幕・渋渋、女子学院・鴎友など、高い記述力を求める出題傾向のある国語難関校を志望する生徒さんはぜひ受講しましょう。

★国語読解力講座

実戦的な読み方や論理的な解法を身につけることにより、確実に得点力を向上させていく講座です。
設問を通して知識力・記述力も強化することができるように工夫が凝らされているため、メインの内容ではありませんが、多少の知識対策や短い記述の演習にもなります。

麻布や開成、桜蔭のように、出題傾向がほぼ記述(しかもボリュームがあるもの)というわけでなければこちらの講座で十分です。

★理科知識論理力講座

知識をベースとして理科の基礎力を固め、演習を通して情報処理能力の向上と応用力の完成を図る講座です。
テストでいつも時間がなくなり得点できない、というケースの生徒さんにも、スピード(=情報処理能力)アップの良い演習になるでしょう。

★社会知識論理力講座

「理科知識論理力講座」と同様、知識をベースとして社会の基礎力を固め、演習を通して情報処理能力の向上と応用力の完成を図る講座です。
こちらも理科同様、社会の問題を解くスピードに課題のある生徒さんにとって良い演習になるでしょう。

4. SS特訓 単科講座選びのポイントは?

単科講座の受講(2講座)においては毎年ほとんどの生徒さんが、入試で配点割合が高い国語と算数のコースを1つずつ選択しています。

特に理社に問題がなく、迷わずそうしたいという場合は、上記の国語・算数欄も参考に、それぞれどちらのコースが最適か検討してみてください。

しかし中学入試で一般的に国語・算数における配点が高いからと言って、必ずしも国語と算数を1講座ずつ選択しなければならないということはありません。

たしかに理科・社会の配点が国語・算数の半分であったり、7割程度であったりする学校は多いですが、4科目の配点がほぼ同等という学校もありますし、ここまで国語と算数にばかり力を入れてきてしまい理科と社会でかなり足を引っ張ってしまっている状況の場合などは、ぜひ理科・社会の講座受講を視野に入れてみましょう。

自分の志望校における四科目(もしくは二科目)の配点バランス・模試や過去問での現在の得点バランスをよく見直した上で、どの科目を選択するか考えることが大切です。

まずは科目を定めた上で、必要に応じてコースを検討していくと良いでしょう。
たとえば科目は国語と理科、と決めたら、次に、国語をどちらのコース(技術表現力or読解力)にするのか検討していきます。

『SS特訓』はSAPIXの突出した合格率の秘密とも言われる、SAPIXのいわばウリであり、非常に効果の期待できる講座です。

入試の配点が高いからと安易に国語と算数1コースずつ、と決めてしまわず、今の状況や自分の志望校のニーズに合う、最適な講座を選択してくださいね。

ご自身やご家庭で判断が難しい場合には、校舎の先生や、中学受験の経験豊富な家庭教師などにも意見を仰いでみましょう。

以上、今回はSAPIX6年後期から始まる『SS特訓』の講座内容と、単科講座を選択する際のポイントをお伝えしました。

次回以降は、『SS特訓』等を踏まえた後期のスケジューリングで重視するポイントや具体例、復習におすすめの教材など、みなさんが気になる点について、さらにくわしくお話していきます。

SAPIXに転塾・入塾を考えている皆さんや、サピックスに在籍しているものの違和感を覚えている受験生の皆さんに向けたこの記事が、少しでも力になれることを祈っています。

       

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