~中学受験をする意義って?~

西村則康近影

西村則康 名門指導会代表

40年以上、難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ家庭教師。
「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で入り込む授業を実践している。受験を通じて親子の絆を強くするためのコミュニケーションをアドバイス、コーチング手法も取り入れ、親子が心底やる気になる付加価値の高い指導を行う。

目次

1. 中学受験を選ぶ理由
2. 中学受験を選ぶデメリット

暑い日が続いていますね。

夏休みに合わせてたくさんの学校が説明会や見学会を開催していますが、気になる学校は見つかりましたか?
中にはこの時期に中学受験をするかどうか最終決定するというご家庭もあると思います。
そこで今回は、中学受験をする意義をあらためて考えてみましょう。 

現在小学生のお子さんを持つ親御さんが小さかった頃、中学受験は「ごく一部の人がするもの」「勉強熱心な家庭の選択肢」でしかありませんでした。
しかし時代は変わり、今や全国の約14%、都内では約40%以上の小学生が中学受験をしていると言われています。
とはいえ実際我が子に中学受験をさせることを考えると、送り迎えや宿題フォローなどの負担や、まだ幼い本人にとってそれが本当に良いことなのか等、様々な不安や疑問も湧き上がって来ますよね。 

1. 中学受験を選ぶ理由

そもそも、なんのために多くのご家庭が中学受験を選択しているのでしょうか。

最も多く耳にする答えはお子さんの「将来のため」というものです。

具体的には、将来我が子が生きていく上で困らないように。
そのために安定した収入の得られる仕事に就けるように。

さらにそのために、いわゆる「良い大学」「就職に強い大学」に入れるように……。 

時代は変われど、やはりそのような目的意識で中学受験を選択されるご家庭が多いです。

「この時代に『良い大学』『就職に強い大学』なんてナンセンス!」
「我が子には収入よりやりがいのある仕事に就いてほしい」
「どんな学校に入っても結局は本人次第だから公立で良い」
「親のエゴ・見栄を子どもに押し付けるな!」

……等々、各々のご意見や賛否・真偽はひとまず置いておいて、実際に中学受験をすることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは大学進学に関すること以外で具体的に大きく6つ挙げてみましょう。

①毎日机に向かう習慣が得られる。

私が考える中学受験の最大の宝物は、この「毎日机に向かう習慣が得られること」です。

この習慣はその後の学習にも大いに生きてきます。
また大人になった時にも、何か調べたり考えたりしたい時に「ちょっと机に向かう」ということが自然と出来るようになるでしょう。

②知識の基盤ができ基礎力がつく

中学受験の学習過程では計算や語彙など知識の基盤ができます。
計算力や語彙力は学習面だけでなく普段の生活をも充実させてくれるでしょう。

③知識の深みを感じることができる

中学受験では広く深い知識を得ることができます。
それは社会人になった時に考える基盤になり得るものです。

また中学受験の学習過程で何度も繰り返し行う「原因と現象、そのつながりを理解すること」自体も知識です。

例えば理科の実験でも、なんらかの事件が起きた時でも、どんな現象が起こったのか正確に捉え、なぜそれが起きたのか背景や原因を考え、つながりを理解することができるようになるでしょう。

④新しい知識を得る快感を知る

簡単に言えば「勉強が好きになる」ということです。

中学受験の学習過程では何度も「ああなるほど!」という瞬間に出会うことがあります。
これはある種の快感で、これがたくさんあるほど子どもは「勉強は辛いことばかりではなくこういう楽しいこともあるんだ」と学ぶことが楽しく、勉強好きになっていくものです。

⑤誘惑を我慢する少しの忍耐力が得られる

中学受験生になると、塾の宿題や定期的なテストと日々向き合うことになります。

そのためにはゲームやテレビ、YouTubeなど遊びの時間を制限したり、自分にとって少し大変だと思える課題をやり切ったりしなくてはならない場面に何度も出くわします。

そのような体験を重ねることで、やがて少しの我慢が当たり前にできるようになり、またそういうことができる自分自身に自信も付いてくるのです。

⑥正しい自己肯定感が得られる

自己肯定感は本来周りと比べて得るものではありません。

それでは常に自分への信頼がグラグラと揺らいでしまいます。
初めはもちろん、今回◯位になった、あの子に勝った・負けた、そういうことで一喜一憂して自信を得たり失ったりするでしょう。

しかし子どもたちはやがてテストでは必ずしも実力がそのまま結果にはつながらないことに気が付きます。
たまたま出題されたものが自分に合っていて良い点数が出たり、逆に計算ミスなどで実力より悪い点数が出たりもします。

もちろん6年生以降、最終的には本番でも実力をしっかり出し切れるように調整していくわけですが、そこまでの過程ではがんばって「うまくいった」「いかなかった」どちらの経験も繰り返し重ねていきます。
この繰り返しが正しい自己肯定感を育んでくれるでしょう。

3. 中学受験を選ぶデメリット

それでは、中学受験のデメリットにはどのようなものがあるでしょうか?
こちらも同様に、大学進学に関すること以外で5つ挙げてみましょう。

①勉強が嫌いになる

本人の年齢や学習レベルに見合っていない分量・難度の課題を与えられ続け、「ちょっとがんばればできそう」という予感や「できた!」という感覚を味わうことが出来ない日々ばかりが長く続くと、勉強が苦になり、嫌いになってしまうことがあります。

②毎日の学習から逃れようという習慣がついてしまう

③暗記学習に陥り、知識の深みを感じる機会を逃してしまう

漢字や地名や公式を覚えたり計算したりする機械的な作業が学習だと思い込んでしまうと、勉強はつまらない無味乾燥なものに思えてしまうでしょう。
その結果、新しい知識にも興味がなくなってしまうすることがあります。

④他人と比較したり結果に一喜一憂したりすることで、自己肯定感が下がる

本人の捉え方以上に、テストやクラス分けの結果に関する親御さんの反応や声掛けでこのパターンに陥ってしまう場合が多いです。

⑤保護者の方の負担

金銭面の負担・宿題のフォローやコピー、整理などの負担は少なからず発生します。

お気づきかと思いますが、⑤以外、中学受験のデメリットはメリットと表裏一体です。

たとえば、とにかく量をインプットできるよう機械のように知識を丸暗記する。
5.6年生の段階でも塾の宿題を全て完璧にやろうとして課題を取捨選択しない。

保護者の方や講師がお子さんの年齢や体力に見合わない無謀な学習時間を課す。
テストのたびに仲良しのお友達と成績を比較したり、成績の上下でお子さんを認めたり貶したりする。

このような間違った学習の仕方やお子さんへの接し方で、中学受験の素晴らしいメリットは一転して180度真逆のデメリットとなってしまうので注意が必要ですね。

以上、今回は中学受験をすることの意義についてお伝えしました。

大学受験・進学に関する側面から見た中学受験のメリット・デメリットも、またの機会にお話しますね。

中学受験をまだ迷っているご家庭も、すでに準備を進められているご家庭も、ぜひこの夏休みに中学受験をする意義を親子で確認しあっていただけたらと思います。

       

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