目次
2回目の間違いこそが「本当の弱点」 ミス傾向の分析法
「なぜ間違えたか」を子ども自身の言葉で語らせる
できた問題には大きな赤丸!達成感を演出する親の演出力
お盆休みが明けると、夏期講習もいよいよ後半戦に突入します。
テキストの問題の難易度も上がり、お子さんのテストや宿題の「×(バツ)」の数が増えてきて、不安になっているご家庭もあるかもしれません。
しかし、落ち込む必要は全くありません。
前回も述べましたが、「×がついた問題こそが、成績を伸ばす宝の山」なのです。
すでに解ける問題を何度解いても偏差値は上がりません。
解けなかった問題を解ける問題に変える作業こそが、受験勉強のすべてです。
前回は、8月末テストの結果の受け止め方などについて学年別にお話ししましたが、今回は、間違えた問題を宝物に変えるノート術を伝えします。
2回目の間違いこそが「本当の弱点」 ミス傾向の分析法
一度間違えて、解説を読んで「わかった」はずなのに、後日もう一度解かせたらまた間違えた……。
こういう問題ありますよね?
これこそが、お子さんの思考の癖に潜む「本当の弱点」です。
ノートや問題集の余白に、「間違ったあとに解き直し、正解した日付と理由のマーク」をつけてみましょう。
「理」:解き方の理屈(解法)がわかっていなかった(理解不足)
「読」:問題文の条件を読み落としていた(読解不足)
親御さんが一緒に×の理由を分類してあげることで、「自分は問題文の『正しくないものを選べ』を見落とす癖があるな」「比の計算で立式を間違えやすいな」とお子さん自身が自分の癖を自覚できるようになります。この自覚こそが、ミスを減らす最強の防具になります。
「なぜ間違えたか」を子ども自身の言葉で語らせる
解き直しをさせるとき、ただ正しい答えと式をノートに書き写しているだけでは、次の機会には解けなくなっている可能性が高いです。
それでは単なる「作業」であり、頭は働いていないからです。
解き直しで最も重要なのは、「自分の言葉でミスの原因を説明させること」です。
「この問題、最初はどう考えたの?」「どこで勘違ったのかな?」「次からはどこに気をつければ正解できると思う?」と、親御さんが優しくインタビューしてあげてください。
※このとき、決して「詰問」にはならないよう注意してくださいね。
お子さんが「あ、ここで+と−を間違えてた!」「あ、問題文の『何人か』を『何個か』と勘違いしてた!」と自分の口で発言することで、その失敗は強い記憶として脳に刻まれ、「自分がミスしがちなパターン」を意識できるようになっていきます。
できた問題には大きな赤丸!達成感を演出する親の演出力
解き直しノートを作るとき、黒や青のペンで淡々と直しをさせるご家庭が多いですが、私は「派手な演出」をおすすめしています。
解き直しをして自力で正解できたら、親御さんがノートのページいっぱいに、飛び跳ねるような大きな「赤丸」や「はなまる」を描いてあげるのです。さらに「自力で解けたね!すごい!」と一言コメントを添える。
お子さん自身には「この問題を解くポイントは何だったか」を書かせるようにしましょう。
子どもにとって、ノートが自分の「失敗の記録」から「克服した成長の記録」に変わる瞬間です。
このノートが溜まっていくと、秋以降の模試の会場に持っていく「最強のお守りノート」になります。
「自分はこれだけの難問を乗り越えてきたんだ」という確固たる自信が、本番のメンタルを支えることになります。
ぜひノートづくりにも工夫をこらしながら、夏後半を元気に乗り切ってください。
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