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中学入試の国語は、新刊に注目!
「本屋大賞」をチェックしよう
近年の受賞作はどんな作品?
時おり、初夏を思わせる陽気の日も増えてきましたね。
4月は合同説明会シーズン
さて、中学入試の国語では、過去1年間で話題になった作品がよく扱われるのをご存知ですか?
もちろん宮沢賢治や太宰治、武者小路実篤など古い作家の作品も扱われますが、多くの入試で新作・新刊本が好まれるのには理由があります。
それは、中学受験生がテキストやテストで出会って学習済みではない「初見」の文章の方が、その実力をしっかり測ることが出来るからです。
皆さんも国語のテストやテキストにおいて、そこに出題された作品が既読であるかないかで、読解スピードや理解度がまるで変わる経験をしたことがないでしょうか。
さらに、塾の授業内で扱った題材ともなると、その講義を受けた人にとっては、題材のテーマや会話内容についてもすでに深く掘り下げられ、噛み砕いた解説まで受けたことのある文章、ということになってしまいます。
そこで、入試では出来るだけ多くの生徒が初見である(もしくは塾で学習済みでない可能性が高い)作品を選び、平等・正確に生徒を評価しようというわけです。
もちろん塾側もそれを踏まえて、名作と呼ばれる過去の作品をしっかり押さえつつ毎年新作をテキストやテストで扱うようにしています。
しかし、それらの作成にはある程度の時間を要するため、予想問題や対策がその年度の入試に間に合わないこともしばしばです。
そこで、中学受験生の皆さんにはぜひ、今月末に迫るG.W.や夏休みなど、時間が取れるタイミングに本屋へ足を運び、話題の新刊をチェックしてみて欲しいのです。
特におすすめしたいのは、皆さんと同じ10代の少年少女が主人公の小説や、皆さん〜高校生くらいの世代に向けて書かれた論説文などです。
それらは読みやすい上にテストに大変よく出るので、ぜひ参考にしてくださいね。
「本屋大賞」をチェックしよう
「話題の新刊」と言いましたが、具体的な探し方としてはAmazonなどでランキングをチェックしても良いですし、本屋で平積みになっているものを確認したり、各賞を受賞した作品を手に取ってみたりすると良いでしょう。
ちなみに4月9日には、書店員が売りたい本を選出する『本屋大賞2026』の発表がありました。
2004年に始まったこちらの文学賞は幅広い層に支持されており、受賞作はほとんどと言っていいほど映像化され、ますます注目されています。
本屋大賞の確定よりも中学受験で扱われるタイミングの方が早いことも多く、これらの作品が必ずしも次の入試にドシドシ出るということではありません。
しかし、これらの作品により話題になった作家の別の作品が入試に出題されることは実に多いので、ぜひとも以下の作品群や、それらの作家の別作品をいくつか読んでみてもらえたらと思います。
近年の受賞作はどんな作品?
ここで参考までに、ここ3年の受賞作をご紹介します。
◎本屋大賞2026
第一位(大賞)
『イン・ザ・メガチャーチ』
朝井リョウ
*あらすじ
あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側。世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。
◎本屋大賞2025
第一位(大賞)
『カフネ』
阿部暁子
*あらすじ
法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていたが、弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことになった。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつなの二人の距離は、食べることを通じて次第に縮まっていく。
◎本屋大賞2024
第一位(大賞)
『成瀬は天下を取りにいく』
宮島未奈
*あらすじ
2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。
──以上、気になるものはありましたか?
各塾のG.W.講習は、その先に待ち受ける夏期講習よりも授業や課題のボリュームが比較的少なめです。
ぜひこの機会を利用して読書も大いに楽しみ、読む力をメキメキと育てていただけたら嬉しいです。
中学受験生の皆さんが心も身体も健やかに、充実した日々を過ごせるよう願っています。
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