中学受験

【中学受験】9月は『黄金の合格曲線』の入り口 〜11月から成績を上げるために〜

目次

6年生の9月は学習量を減らす時期?
8月末のテストが悪かった人へ
不安を取り除くためには、苦手分野の克服を!
「黄金の合格曲線」を描こう

夏休みもいよいよ終盤ですね。

暑さもようやく一段落、とまではいきませんが、朝夕は少ししのぎやすくなってきました。

夏バテや夏風邪に気をつけながら、夏休みを最後まで無事に乗り切りましょうね。

6年生の9月は学習量を減らす時期?

さて、夏の終わりは、誰もが焦りがちな時期です。

「夏休み、あれもこれも出来なかった」
「友達の◯◯さんは1日△時間勉強したらしい」
「必死にがんばったけれど、力がついている気がしない」

などと気持ちが落ち着かない人も多いことと思いますが、何より今は体調を整えておくことを第一に考えましょう。

中学受験生の皆さんは、夏休み中も、学校がある時と同じように早寝早起きを心がけていたと思います。

それでも、毎日の学校と塾通いという二重生活が久しぶりに再開すると、やはり夏の疲れがドッと出てくるものです。

また、学校によっては9月・10月に運動会や学芸会、その練習もありますね。

ですから後期が始まるこのタイミングは、焦っていきなり勉強量を増やすより、むしろ少し減らすくらいの気持ちで、睡眠時間をしっかり確保するのが得策です。

学校行事や無理なペースアップで息切れしたり、冬を迎える前に力尽きてしまい、ラストスパートに全力で臨めなくなったりしては元も子もありません。

勉強のペースはまず体調を整えてから戻し、そして徐々に上げていくぞ!と割り切りましょう。

そこからしっかりと成績を上げ、受験本番にピークをもっていけるのが理想的です。

8月末のテストが悪かった人へ

夏の終わりの模試で思い通りの結果が出なかった場合も、

「夏の努力が実らなかった」
「やり方を間違った、無意味だった」

とすぐに決めつけるのは早計です。

夏の間に全く勉強をせずダラダラ過ごしてしまったならば話は別ですが、そういうことでなければ、原因は次のようなことも考えられます。

・生活の乱れ(朝型に戻せていないなど)
・アウトプットできるほどには、夏に仕入れた新たな知識や技術を整理・定着しきれていない

知識や技術(解き方)は詰め込むだけ詰め込んでも、それを自分のものとしてテストで使えるくらいまで整理・定着できなければ、結果(得点・成績アップなど)として表れてきません。

皆さんが積み重ねてきた夏休みの頑張りは、これらをきちんと整理整頓し、演習を重ねてしっかり定着させることが出来た時から、必ず嬉しい結果として成績に表れ始めます。

どうか、ここで慌てふためき、メンタルもペースもガタガタに……というようなことにならないように気をつけてくださいね。

不安を取り除くためには、苦手分野の克服を!

夏が終わることへの緊張や憂うつ、結果がついてきていないことへの不安、周りと自分を比較せずにはいられない焦燥感など、この時期特有の焦りや不安を取り除くには、苦手分野の克服が一番です。

先ほどお伝えした、(夏に仕入れた)知識・技術の演習・定着とともに、各教科の不安が残るジャンルをきちんと洗い出し、対策しておきましょう。

実戦演習はこの先いくらでもやれます。

というか、ここから先は授業も模試も家庭学習も実戦演習一色になりますから、苦手に取り組めるのは、今が最後のタイミングなのです。

苦手分野の克服は地味な作業ですし、「苦手」なのですからもちろん苦しいです。

さらに、それが直近の模試に必ず出るわけではないので、すぐに飛躍的な成長を感じられることもありません。

けれど、ここから本番までの実践演習で毎回後悔しないためにも、ぜひ不安を残したまま秋を終えることがないように、遅くても11月までにはやり切りましょう。

「黄金の合格曲線」を描こう

これから2ヶ月ほどの期間に大切なことは、9月、10月と一時的に成績が停滞したり、あるいは下がったりしても焦らないことです。

忍耐が必要なしんどい時期ですが、ここでふんばり、しっかり自分に必要な学習をやり切れたら、そこから成績は徐々に上がっていきます。

そして、学力も体力も気力も、本番にピークを持っていけたらベストなのです。

これを私は「黄金の合格曲線」と呼んでいます。

ぜひこの曲線を目指して、今の時期を必要な停滞期と受け止め、モチベーションを保ってください。

そして、最後の1カ月には得意な分野をさらに伸ばし、得点力に磨きをかけると同時に、体力も、気力・モチベーションもMAXに持っていきましょう。

大丈夫、あなたなら出来ます。

私はこれまで最後の数ヶ月や、直前1ヶ月でグングン伸びていく子を何人も見てきました。

「わたしなら、ぼくなら出来る!」

皆さんがそう自分自身を信じてやり抜き、晴れ晴れとした気持ちで春を迎えられることを、私も信じています。

最後まで一緒にがんばっていきましょう。

【中学受験】夏休み終盤は、時事問題の準備に取り組もう!

目次

前年〜これまでに起きた主要なニュースを振り返っておく
2026年入試で出されるのは今年の9月まで
今は「何が起こっているか」を知っておくことが大切

夏休みもいよいよ終盤ですね。

さて、中学受験の社会科において、今や定番である時事問題。

近年は筑駒、開成、渋渋などをはじめ多くの学校でますますその比重が大きくなっており、ひと昔前のようにオマケ問題的に扱う学校の方が少ないと言っても過言ではありません。

また、2019年度麻布中学校の社会科で全問を通して“東京オリンピック”をテーマにした内容が扱われたように、大問一つ~ニつ丸ごと時事問題であったり、全問を通してひとつの時事テーマをからめて考えさせたりするスタイルもよく見かけるようになりました。

それぞれの学校が扱う時事問題のテーマやその比重には、各学校が今社会で起こっているどんな問題に注目しており、何を大切に考えているか、どんな素質を持つ生徒を招き入れたいと考えているかが如実に表れています。

中には対策の仕方が分からないと不安に思っている人も多いようですが、ぜひ夏休みのうちに気になっている学校の過去問をチェックして、その比重や、扱うテーマの傾向などを確かめてみてくださいね。

前年〜これまでに起きた主要なニュースを振り返っておく

過去の出題傾向から時事問題対策が必須であると思われる場合は、基本的な対策として、まず、前年〜これまでに起きた主要なニュースを振り返ってみましょう。

何が起きたか(起きているか)をよく理解し、分からない言葉や引っかかることがあれば調べておきます。
 

そして、それが起きた背景や、それがもたらす影響についてもよく調べ、考えてみてください。

お家の人に意見や感想を聞いてみるのも理解を深めるのに役立ちますよ。

できることなら、内容を簡単にまとめた上で、そこから得た考察や自分なりの考え、解決策も一緒に書いておくと、頭の整理になるうえ、記述問題の練習にもなるのでおすすめです。

毎日やるのは難しくても、週に一度など、タイミングを決めて続けてみることで、ニュースを確認する習慣や、考える癖が育っていきますよ。

2026年入試で出されるのは今年の9月まで

作問の都合上、出題される時事ネタは毎年、前年の9月頃までのニュースがほとんどで、秋の終わり~入試直前のニュースは基本的に扱われません。

ですから、夏休み後半は本格的な時事問題対策を行う準備段階として、それまでの重大ニュースを振り返るのに最適なタイミングなのです。

今年は現時点までだけでも重要なニュースがたくさんあったので、全く知らない・分からない話題がないように、ぜひ今のうちに一通り確認しておいてくださいね。

特に、

・大阪、関西万博、夢洲
・国連設立80年
・阪神淡路大震災から30年
・昭和100年
・2026年冬季五輪、パラ大会
・南海トラフ地震
・超高齢社会、団塊の世代、後期高齢者
・社会保障制度
・EUの生成AI規制法
・最低賃金
・備蓄米、減反、令和の米騒動
・合計特殊出生率、出生数
・九州豪雨
・冤罪
・東京都議選
・SDGs
・ジェンダー、LGBTQ+、東京プライド
・北大西洋条約機構(NATO)
・種子島宇宙センター、みちびき6号
・第二次トランプ政権
・米ロサンゼルス山火事
・イスラエルとイランが交戦、原油価格、核開発
・ガザ

辺りのキーワードは中学受験の歴史や地理、公民にからめて出題しやすい話題なので要チェックです。

※2025年は昭和元年(1926年)から100年目であり、もし昭和が続いていれば昭和100年を迎える年であることから「昭和100年」とも呼ばれます。
昭和時代の重大ニュースもよく確認しておきましょう。

※南海トラフ地震に関しては、火山の噴火や津波被害も懸念されているため、海や川の位置や地形などの地理的な知識、(海岸線の長さと津波被害の大きさの関連性など)データの読み取り・分析力が求められることも予想されます。

また、二次性徴が男子よりやや早く訪れるという理由もあり、特に女子校では性別に関するテーマが扱われやすい傾向があります。

女子校志望の皆さんは、近年問題になっているトランスジェンダー選手のスポーツ参加を巡る議論、選択的夫婦別姓制度の導入を巡る議論、女性の社会進出に関するニュースなどについても、よく振り返っておくと良いでしょう。

今は「何が起こっているか」を知っておくことが大切

問題をあれこれ解くのは、秋になって大手塾出版の問題集が出揃ってからで構いません。

今はこれらのニュースについて、とにかくよく知っておくことが大切です。

記事を読んでよく内容を理解し、様々な意見をチェックするのはもちろん、関連する歴史や地理、公民の知識なども合わせて確かめておくことでさらに理解が深まります。

前述の通り、自分なりの考えや意見、解決策を書き出したり、お家の方や家庭教師、塾の社会科の先生とそれらについて話したりしておくことができるといっそう効果的ですよ。

これらの作業は手間がかかり効果も見えにくいですが、時事問題対策の下準備としては非常に有効で、読解力や表現力・記述力を磨く国語の鍛錬にも直結します。

そしてなにより、社会をより深く知り、自分なりの明確な意見を持つことは、あなた自身を一回り成長させ、大きな自信を与えてくれるでしょう。

ぜひ8月後半は時事問題対策の準備に取り組み、夏前とは一味違うあなたで新学期を迎えてくださいね。

【中学受験】夏休みのダラダラを撃退するには?

目次

<ダラダラ撃退①>ルーティンを作る
<ダラダラ撃退②>睡眠時間の確保
<ダラダラ撃退③>自分なりの勉強スイッチを作る
<ダラダラ撃退④>計画を随時(ずいじ)見直す
各学年のお子さん、親御さんへのメッセージ

夏休みが始まり早10日間。

中学受験生の皆さんは、夏期講習などで炎天下を移動することも多い時期ですね。

連日焼け付くような暑さが続いているので、水分をこまめにとって、熱中症や体調不良には十分気をつけていきましょう。

さて、受験の天王山とも呼ばれる夏休みですが、スタートから今日までを振り返り、「有意義な日々を過ごせた」と自信を持って言える人はどれくらいいるでしょうか。

夏休みに入ったことで突然毎日のリズムが変わり、ついつい夜更かししてしまっている人も、日中の時間をうまく使えていない人も多いのではないでしょうか。

そこで今日は、夏休みのダラダラを撃退する秘訣をお話ししたいと思います。

<ダラダラ撃退①>ルーティンを作る

まず受験生の皆さんに振り返ってみて欲しいのは、毎日の寝る時間、起きる時間です。

夏休みに突入して以来、いつもバラバラになったり、夜型の勉強で遅い時間の就寝になったりしてはいませんか?

夏休みの中だるみを撃退する秘訣の一つが、【ルーティンを作る】ことです。

そろそろ夏休みの生活リズムも分かってきた頃だと思うので、塾がない日も含めて、できるだけいつも同じ時間に起き、いつも同じ時間に布団に入るように計画を立ててみましょう。

それだけでも日々にリズムが生まれ、身体も心も安定していきます。

<ダラダラ撃退②>睡眠時間の確保

次に大切なのが【睡眠時間の確保】です。

睡眠時間を削って深夜まで勉強することは、大学受験ならまだしも、中学受験生の皆さんには決しておすすめ出来ません。

夏休みは長距離走ですから、そのような日々を続けていたら前半でバテてしまいますし、年齢的に皆さんは今、受験生であると同時に大切な成長期の真っ只中であることも忘れないようにしましょう。

具体的な時間は人によりけりですが、かの大谷選手も普段から最低8時間、試合前は10時間程度眠るようにしているそうです。

(受験生の睡眠時間について詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてくださいね)

良い睡眠がとれれば、眠っている間に脳内を整理したり、心や身体をきちんと休ませることができます。

翌日のパフォーマンスも変わってくるので、夏休み中はぜひ「睡眠時間の確保」をいつも以上に意識してみてくださいね。

<ダラダラ撃退③>自分なりの勉強スイッチを作る

次におすすめしたいのが、【自分なりの勉強スイッチ】を作ることです。

はりきって学習計画を立てても、なかなかうまくいかない日もありますよね。

弟や妹がさわいでいて集中できない、先生や親がいないので緊張感が保てないなど、環境的に勉強に向かう気持ちが作りにくいと感じている人もいるかもしれません。

そのような場合はお家の方に環境を整えるための相談をしてみることももちろんですが、まずすぐに出来ることとして、毎回勉強をスタートする際に、自分なりの「スイッチ」を入れることを考えてみましょう。

たとえば、

・決まったコップに麦茶などを注ぎ、それを持って勉強するスペースに行く
・目を閉じて深呼吸をする、もしくは瞑想をする
・やる気を出してくれる決まった曲を聴く

などです。

スケートの羽生結弦選手は、試合前に和田光司さんの「風 ~re-fly ver.」という曲を聴いたり、リンクに入る前に身を屈めて氷に触れたりするなどのルーティンを行っているのが有名ですよね。

自分なりに決めた簡単なルーティン作業を行うことで、周囲の雑音やネガティブなイメージから離れることができ、目の前のことに集中しやすくなります。

勉強する場所も基本的には固定するのがおすすめです。

決まったところで学習するように習慣づけると、そこへ行くと「さぁ始めるぞ」と気持ちが切り替えられるようになるので、ぜひ試してみてくださいね。

<ダラダラ撃退④>計画を随時(ずいじ)見直す

そして最後は、【計画を随時(ずいじ)見直す】ことです。

夏休み前に立てた計画や、途中で作り直した計画を、必ずしも最後まで意地を張って貫かなくて良いのです。

むしろ、寝る時間、起きる時間、どの勉強をどのタイミングでやるかなど、自分にとってより良い時間や、やり方や見つかれば、どんどんそれを組み入れて変更していきましょう!

ギュウギュウの計画は心も身体も疲弊してしまいますから、無理のない計画を立て、空白の時間もあえて入れておくのがおすすめですよ。

各学年のお子さん、親御さんへのメッセージ

以上、今回は夏休みのダラダラを撃退するポイントをお伝えしましたが、ここで中学受験生の皆さんと保護者の皆さんに、私からひとことメッセージをお送りします。

●4・5年生の皆さんへ

毎日暑い中、皆さん一人一人自分なりにがんばっていることと思います。
夏期講習に通っている人は、その日塾で勉強したことについて、ぜひ毎日お家の人に話してみてください。

話すことで自分が学んだことが整理されたり、実はよく判っていなかった部分が浮き彫りになったりします。
何から何まで全て伝えなくても大丈夫ですから、そのような習慣をぜひ作ってみてくださいね。

自分の成長やがんばりも実感できるので、そのうちに、毎日お家の方にその日のことを報告するのが楽しみになり、やる気も増すと思いますよ。

●4・5年生の保護者の皆さんへ

お子さんの話をぜひゆっくりと聞いてあげてくださいね。
そして、お子さんが身につけられたこと、チャレンジできたこと、その日お子さんなりに頑張れた事を見つけ、ぜひたくさん褒めてあげてください。
そして、チェックテストなどの点数だけでなく、学習プロセスに目を向けて欲しいと思います。

また、お子さんが日々無理をしていないかも、毎日の会話の内容や、報告してくれる時の様子からチェックしてあげてくださいね。

●6年生の皆さんへ

毎日暑い中、それぞれの夢や目標に向けて精一杯がんばっていることと思います。
目の前の課題の多さにうんざりしたり、目標が遠く感じてくじけてしまったりすることもあるかもしれません。

大切なのはいつもと同じく、もう少しで出来そうなものを、まずきちんと、確実に得点できるものに変えて行くことです。
今向き合っているその問題に、この先あと何回取り組めるか判りません。
授業にも、プリントやテストにも、全て受験当日だと思って真剣に取り組みましょう。

そして、やりっ放しにせず、解き直しをきちんとすることです。
繰り返しになりますが、全てやらなくて良いのです。

しっかり取捨選択をして、得点力を確実にアップする夏にしましょうね。

6年生の保護者の皆さんへ

本番が刻々と近づく中で、親御さんも不安になったり焦ったりすることがあるかもしれません。
そんな時はぜひ、皆様方が誰よりも、お子さんを鼓舞することができる応援団長であることを思い出してください。

たとえ成績が今一歩届かなくても、この時点で志望校の変更をする必要はありません。

お子さんを信じ、この夏からのがんばり次第で何とでもなると(もちろんご自身もそれを本気で信じて)、ぜひ明るく声がけしてあげてくださいね。

皆さんが心も身体も元気に充実した夏休みを送り、幸せな中学受験を経験できるように、心から応援しています。

【中学受験】この夏、学習への取り組み方を見直してみよう

目次

現状の確認と兆候
学習効果を高めるための対策
「分かる」ことを重視した学習を

暑い夏、塾の夏期講習学校の宿題、塾の課題など、お子さんたちは忙しい毎日を過ごしているかと思います。

特に、まだ受験まで時間がある5年生までのお子さんは、忙しいあまりに学習が雑になったり、投げやりになったりすることもあるでしょう。

今回は、お子さんが宿題や勉強を面倒くさがったり、投げやりになっている場合の対処法について考えてみます。

現状の確認と兆候

子どもの集中力には波があるのは普通ですが、全体的に投げやりだったり雑な学習になっていないか、特に長い夏休みには確認が必要です。

投げやりな学習は、学習効果が半減、あるいはそれ以下にまで落ちてしまう可能性があります。

お子さんが学習に対して投げやりになっている具体的な兆候として、以下が挙げられます

・数字や文字が乱雑で殴り書きになっている

・式や図が書かれていない、または不完全である

・問題文をきちんと読まず、すぐに「分からない」と言う

・計算問題の答えを丸写しにしている
(特に朝学習などで親の目が行き届かない場合)

・当日解けた問題が、翌日や1週間後には解けなくなっている
(問題の解き方の手順だけを覚えていたり、印象に残っているだけで、根本的な理解が伴っていないため)

学習効果を高めるための対策

まず、学習の目的を意識させる環境作りが大切です。

「何のためにこの勉強をしているのか」を子ども自身が意識できるよう、声かけやきっかけ作りが必要です。

また、適切な課題量の調整と取り組ませ方にも工夫してみましょう。

子どもは、目の前に大量の課題が出されるとやる気をなくします。

「ちょっと頑張ればできそう」と感じる量が、最も子どものやる気を引き出します。多すぎても少なすぎても良くありません。

つまり、課題を「小出しにする」ことが非常に有効なのです。

例えば「これを30分でやってみようか」と具体的な短い時間で区切って提示します。

一方で子どもたちは、勉強したくないと思いながらも「勉強しなければならない」という義務感を持っています。

親から見てあまり集中していなくても、子どもなりに頑張っていることが多いので、その努力を認め、「頑張ってるね」と承認してあげることが重要です。

「勉強しなければいけないと分かっているのは偉い」と伝えることで、子どもの学習への義務感を肯定してあげることも大切です。

「分かる」ことを重視した学習を

「分からなくても繰り返せばそのうち分かる」という学習方法は、子どもの学習意欲をなくします。

「終わらせる」ことよりも「分かる」ことを重視させましょう。

その意味で、子どもに学習内容を「説明してもらう」ことが、理解度を確認する上で非常に効果的です。

子供の説明がたどたどしくても、「なるほど」「そうね」など同意の言葉で応じ、根気強く耳を傾けることが大切です。上手に説明できるようになるにつれて、勉強量が増えなくても成績は向上する傾向があります。

親としては改善効果がすぐに現れないように感じても、粘り強く続ける忍耐力が必要です。

夏期講習があるとはいっても、普段に比べると家で過ごす時間が長くなる夏休み。

ぜひお子さんと、効果的な学習について上記のことを試してみてください。

成果の出る夏になることを願っています。

【中学受験】夏こそ取り組みたい、漢字学習の効果的なやり方は?

目次

効果がない漢字学習のやり方
漢字をしっかり定着させるのに有効なやり方
おすすめ教材の一例

不安定な気候が続いていますが、中学受験生の皆さんは夏風邪をひいたりせず元気に過ごしていますか?

西日本は梅雨明けから真夏並みの気温にさらされており、ジメジメと梅雨前線が停滞する東日本はカンカン照りとゲリラ豪雨を繰り返す毎日です。
中学受験生の皆さんは、「まだ夏本番ではないから」と油断をせず、意識して水分やミネラル、適度な休息を取って過ごしてくださいね。

さて、皆さんもご存知の通り、中学受験界隈において、夏休みは「受験の天王山」と呼ばれています。
そして、以前もお伝えしたように夏休み前の6.7月こそが、それを万全な状態で迎えるための大切な準備期間です。

特に大手中学受験塾に通っている場合、夏休みの過密スケジュールの中で自分が自由に使える時間は案外少ないですから、夏休みに過度な期待をして学習を先送りしたり積み残ししたりしないように気をつけましょう。

特に理科・社会の暗記事項や国語の漢字・語句など、コツコツ身に付けなければならない知識分野はできるだけ今のうちから少しずつ手をつけ、可能であれば夏休み前に一巡しておくのが理想的です。

そこで今回は、そのような知識分野の中でも、特によく相談が寄せられる「漢字の学習方法」についてお話しします。
もしも皆さんの中にも、「漢字が上手く覚えられない」「必要なタイミングでは覚えられるけれど、その後すぐ忘れてしまう」という悩みを抱えている人がいたら、ぜひ以下のような覚え方をしていないか確かめてみてくださいね。

効果がない漢字学習のやり方

×知らない漢字や熟語の意味を確認せず、ひたすら何度も書く。

×答えが隠れる赤シート等が付いた問題集や単語帳で覚える(目だけで覚える)。

×漢字の問題集を解き終えたら、すぐまた別の問題集に取り掛かる、という具合に何冊も解く(同じ問題集を一度しか解かない)。

×テスト直前に覚え、テストで間違えてもそのままにする。

これらはどれもその場しのぎのやり方です。
漢字を定着させる工程が踏まれていないので上手く覚えられず、覚えたようでもすぐに忘れてしまうのです。

もし上記のやり方に心当たりがあった皆さんは、今日からぜひこのようなやり方に切り替えてみてくださいね。

漢字をしっかり定着させるのに有効なやり方

◯漢字、熟語の意味を理解しながら覚える。

◯間違えたものは必ず直しを行い、手を動かして(書いて)反復する。

◯自分だけの間違いノートを作り、テストや授業でミスが発生するごとに更新する。

◯(漢字学習に)できるだけ毎日取り組む。

漢字を学習する際、意味もわからず書きまくるだけでは記憶に残りません。

英文を覚えるときに単語・言葉の意味や文法、和訳、を理解している方が覚えやすいのと同じで、漢字・熟語も部首や成り立ち、意味を理解している方が覚えやすく、きちんと定着させることができます。

また、答えが隠れる赤シートや単語帳を用いた「目」だけの学習は、やった気にはなるものの、あまり効果はありません。

特に、読みの暗記は出来ても、なかなか書けるようにはならず、いざテストに書き取りの問題が出ても、トメハネの記憶が曖昧であったり、送り仮名を間違えたりしがちになってしまいます。

ですから、これらのやり方は通塾のスキマ時間などに補助的に用いるのは良いのですが、基本的には漢字は書いて覚える=身体で覚える、ということを、よく覚えておいてください。

そして、漢字学習の際、問題集を1度解いただけで終わりにして、次々と新しいものを解くやり方はおすすめできません。

漢字は「完璧に」覚えなければならないので(記述と違い、トメハネや送り仮名など、ミスが一つでもあれば得点にならないので)、そのやり方では、どんなに素晴らしい問題集も効果を最大限に活かすことができないのです。

まずはこれと決めた1冊にとことん向き合い、その1冊が完璧に仕上がったら、さらに難度の高い問題集に取り組む、という進め方をする方が、ずっと効果的ですよ。

漢字は「急がば回れ」です。

面倒で回り道のようでも、漢字や熟語の意味をきちんと調べてよく理解し、「目」だけではなく、実際に「手」を動かす演習を繰り返してみてください。
毎週のテストでも、効果は抜群のはずです。

そして、それでもテストで間違ってしまったときは必ず間違い直しをしましょう。
ミスしたものは漢字そのものだけではなく、問題文や例文とともにきちんとノートに記録し、万が一再度その漢字を間違えた場合にはそこに印をつけていきます。

そうすることで、自分が間違えやすい漢字や、そのタイプが判ってきますよ。(例えば「保証・保障・補償」のような〈同音異義語〉や、「秋刀魚」「心太」のように簡単だけれど間違えやすいものなど)

朝食前の5分間でも十分なので、この時期から毎日取り組めると良いですね。

おすすめ教材の一例

6年生で漢字が苦手な場合は『漢字マスター1095題 6年』(日能研)、基礎が身についている場合は『中学入試 でる順過去問 漢字 合格への2606問』(旺文社)などが取り組みやすいです。

参考書としては、小学校で習うすべての漢字が学年別に収録されている『SAPIXの漢字学習字典 SAPI漢』(サピックス)も良いと思います。
イラスト付きで、漢字学習が楽しくなる知識も紹介されているので4年生でも使えます。
サピックスの校舎だけでなく、ネットや書店などでも購入できますよ。

小学漢字 1026字の正しい書き方』(旺文社)はポケットサイズで持ち歩きやすく、書き順が一画ずつ示されている上、熟語も豊富です。
すべての漢字に添えられた、文字の成り立ちに関するコラムも、漢字の理解に大変重宝します。

漢字学習は読み書きだけでなく、熟語・対義語・類義語などの知識や語彙力のアップ、ひいては国語力そのものの底上げに繋がります。

夏休みまでに終えておくと特にメリットが大きい知識学習の一つであり、心の余裕と自信にも繋がるので、ぜひトライしてみてくださいね。

中学受験生の皆さんが心も身体も元気に充実した夏を過ごし、コツコツ取り組んだ暁には大きな結果がついてくることの楽しさ・喜びを体感できるように願っています。

【中学受験】過去問はいつから?取り組む際のポイントは?

目次

過去問演習の時期、やり方に正解はあるの?
過去問演習に関する4つのポイント
過去問演習の注意点は?

夏休みが近づくと、中学受験生の皆さんから

「受験校の過去問はいつから解きはじめたら良いの?」

という質問が増えてきます。

そこで今回は、過去問演習について考えてみたいと思います。

過去問演習の時期、やり方に正解はあるの?

首都圏や大阪圏のように私立中学がしのぎを削っているエリアでは、学力の輪切りが進んでいます。

たとえば偏差値50〜55くらいの子は第1志望がA中学かB中学、55〜60だとC中学かD中学、というように、同程度の学力と得点力を持っている子どもたちが同じ学校を受験しているということです。

その結果として、多くの子どもたちがひしめくボーダーライン付近の混戦から一歩抜け出すためには、該当校の傾向対策が非常に重要なポイントになるため、過去問学習の量や時期、やり方が中学受験の合否を左右すると言っても過言ではありません。

ところが、夏休みは塾の学習量や課題量が多いため、ご家庭で別途、過去問に取り組む時間を取るのは、なかなか難しいものですし、過去問についての指示内容も塾によって大きく異なります。

夏期講習を前にしたお友達同士、親御さん同士の会話などから過去問演習についての違いを耳にし、

「うちの塾では過去問は秋からで充分と言われていたのに、○○さんの塾は夏休みから過去問演習が始まるらしい」
「あなたの塾では夏休みの課題に過去問が出ているけれど、△△さんは塾の先生から、夏休みのうちはまだ過去問に手を出したら絶対にダメと言われたんだって……」

などと、お子さんたちや親御さんが不安になったり混乱されたりするのも無理はありません。

たとえばサピックスや四谷大塚などでは、夏期講習中から過去問演習が家庭学習の課題の一つとなりますが、本来、過去問演習は、塾の志望校別日曜特訓の有無やカリキュラム、志望校の入試問題傾向、ご本人の今の学力、併願校の入試問題傾向など、あらゆることを考慮して考えていく必要があります。

ですから、それぞれの塾での過去問演習のタイミングは決まっているものの、細かなこと(やり方や、いつ頃から、どの学校のものから取り組むか等)については、ご相談への返答がお一人お一人全く異なるのです。

過去問演習に関する4つのポイント

過去問演習に関して、大きなポイントは次の4点だと考えています。

1. 塾の志望校別日曜特訓と並行し、10月あたりからやっていくとよい。

2. 設問の文章が長かったり、記述の文字数が多かったりなど、特徴がはっきりしている学校への対策は、早めに始める。
(前述の通り一人一人のケースにより判断は異なるが、大体夏休み後半や9月あたりからが目安。志望校の過去問だけではなく、傾向の近い学校の問題も数多く解くことが理想的。)

3. 基礎学力が、志望校に明らかに届いていない場合は、弱点対策が最優先。
この場合、傾向、対策は二の次で、11・12月頃から集中的に行う。

4. 併願校は、入試問題の傾向が似ている学校から探すことが出来ると理想的。
そうできない場合でも、あまりにも傾向のかけ離れた学校をいくつも併願するのはとても危険であることを覚えておく。

上記のことから考え、早めの過去問学習が必要になってくるのは、たとえば下記の学校などです。

・開成の国語
・麻布の算数・国語・理科・社会
・桜蔭の国語・算数
・栄光学園の算数・理科
・筑駒の算数・国語
・武蔵の国語・理科
・渋幕の算数・理科・社会
・渋渋の理科
・学習院女子の国語・理科
・海城の理科・社会

過去問演習の注意点は?

また、過去問演習で注意したいこととして、下記があります。

1. 制限時間を守る。(一人一人のケースによるが、常に1〜5分短く解くようにするのが効果的な場合もある)

2. 問題文を読み飛ばさない。

3. やりっ放しにせず、間違った問題の復習をしっかり行う。

4. 間違った問題、分からなかった問題をすべて復習しない。(赤本のデータ欄などを確認し、合格者平均点に届く点数くらいを目処にすると良い。)

5. 解説が詳しい過去問題集を使うと良い。
(詳しくなくても、塾の先生や個人指導の先生にしっかりと丁寧に解説してもらえば問題ない。過去問の解説は最低限のため、どれを使っても、それだけで深く理解するのは困難な場合がほとんど。)

6. 解答用紙は、拡大コピーして使うと良い。(特に算数)

過去問演習の一つの大目的は、入試問題を見たときに、

「この問題はどうやって解くのだろうか?」

と、その解法を自力で見つけ出すことができるようになること、また、今解いている問題が、過去に解いたどの問題と似ているのか、どの知識や解法を使えば解けそうなのかを瞬時に判断できる力を養うことです。

6年生の夏休み頃では「最終的な合格者」でも解けないものばかりです。

今どれくらい解けるかということよりも、解いてみて解けなかった、わからなかった問題をきちんと理解し、こんど類似した問題に出会ったときにはしっかり対処できる状態にしておくことが何より大切だということを忘れず取り組んでください。

また、夏休み前の今のうちに、受験生の皆さん、もしくは親御さんが「行きたい、気になる学校」の過去問をチラッと見ておくと、志望校、併願校の検討にも役立ちますし、過去問演習のちょっとした心の準備も出来るのでおすすめです。

あらかじめ第一志望校などの過去問を少し見ておくだけでも、たとえば

「開成や麻布中は国語の解答欄がほぼ記述で、選択問題が極端に少ないのか!」

といったことや、

「麻布中の理科は長文問題で、今まで見たことも聞いたこともない話題の文章を読んで解答しなければならないことが多そうだなぁ」

といったことが分かり、普段からどんなことに気を付けたり、学習でどこに力を入れたりしたら良いかの参考になると思います。

中学受験生の皆さんが、元気に充実した夏休みを送り、それぞれに効果的な過去問演習(もしくはその準備)が出来るよう、応援しています。

【中学受験】説明会や学校別のオープンスクールに参加するメリットとは

目次

イベント情報を収集しよう
2025年7月に開催されるイベント
2025年8月に開催されるイベント
学校に行かなければわからないこともある

夏休みが近づいていますね。

夏期講習などで忙しくなりますが、学校+塾の毎日にくらべれば、6年生以外はお出かけの時間もとりやすいのではないかと思います。

そこで今回は、合同説明会やオープンスクールに参加する際のポイントについてお話しします。

イベント情報を収集しよう

まずはどのようなイベントがあるのか、情報収集からです。
インターネットで検索する場合は「首都圏 私立中学校 相談会 2025」といった検索ワードで検索してみるといいでしょう。

中学受験に関するイベントには、下記のような「合同説明会」型のものが多くあります。大きな会場に学校ごとのブースがあり、それぞれの学校の先生に質問したり相談に乗ってもらうことができるタイプのイベントです。

このタイプのイベントのいいところは、1日で多くの学校の情報を収集できるところです。またホールではディスカッションなどのイベントが行われることも多く、最新の中学受験に関する情報を得られます。

いろいろな学校を比較できるため、まだ志望校がはっきりと決まっていないご家庭にとっては、志望校の候補を絞る目的で参加してもいいでしょう。また、それまで考えていなかった学校、知らなかった学校との「出会い」があるかもしれないところもいいですね。

各学校から参加しているのは、おもに入試担当者ですから、入試傾向や注意すべき点など、有益な情報を聞くことができるかもしれませんね。

2025年7月〜8月に首都圏で開催される、中学受験に関する主なイベントには下記のようなものがあります。

2025年7月に開催されるイベント

【首都圏】

2025年東京西地区私立中学校・高等学校進学相談会

日時: 2025年7月6日(日)10:00~15:00
入場時間選択制(予約制/先着順):10:00~12:00、12:00~14:00の2区分
会場: 東京経済大学(東京都国分寺市南町1-7-34)
内容: 東京西地区の私立中高75校が参加する個別ブース形式の進学相談会。
備考: 予約受付は6月16日午前10時よりWebサイトにて開始されています。
https://gakuran.jp/tokyowest/

みらい子ども進学フェア

府中会場: 2025年7月5日(土)10:00~16:00

会場:ルミエール府中(東京都府中市府中町2-24)

市川会場: 2025年7月13日(日)

会場:市川市文化会館(千葉県市川市大和田1-1-5)

中野会場: 2025年7月20日(日)10:00~16:00

会場:中野セントラルパークカンファレンス(東京都中野区中野4-10-2)

所沢会場: 2025年7月27日(日)10:00~16:00

会場:所沢くすのきホール(埼玉県所沢市くすのき台1-11-2)

八王子会場: 2025年8月3日(日)

会場: 東京たま未来メッセ(東京都八王子市明神町3-19-2)

https://shingakufair-mirai.com/

田園調布学園・富士見・山脇学園 3校合同説明会(探究学習について)

日時: 2025年7月10日(木)10:00~11:30
会場: 山脇学園講堂 YAMAWAKIホール(東京都港区赤坂4-10-36)
内容: 中高一貫教育を展開する3校が「探究学習」について合同で説明会を開催。
備考: 予約は先着順(1家族3名まで)、山脇学園のWebサイトから受付。
https://www.yamawaki.ed.jp/blog/20250710/

私立中学・高校フェスタ2025in成城

日時: 2025年7月19日(土)10:30 – 15:00
会場: 成城ホール(東京都世田谷区成城6-2-1)
https://shingaku-soudan.com/events/sckfes2025_seijo/

第26回キリスト教学校フェア

日時: 2025年7月26日(土)10:00~16:00
会場: 日本基督教団 銀座教会 福音会センター
https://christianschools.jp/7hkk72/

私立中学・高校フェスタ2025in武蔵小杉

日時: 2025年7月26日(土)10:30 – 15:00
会場: ユニオンビル「セミナールーム」(神奈川県川崎市中原区小杉町3-264-3)
https://shingaku-soudan.com/events/sckfes2025_musako/

【関西】

私立中学・高等学校学校説明会 in なかもず会場

日時: 2025年7月12日(土)10:00~15:00
会場: 堺市産業振興センター(各線「なかもず駅」すぐ)
内容: 情報誌ぱど主催の恒例の合同学校説明会。保護者や受験生が直接入試担当者に相談できる機会です。
参加校例: 大阪星光学院中・高等学校、興國高等学校、清風中学校・高等学校、東大寺学園中学校・高等学校(奈良)、灘中学校・灘高等学校(兵庫)、大谷中学校・高等学校、四天王寺高等学校・中学校など多数。
備考: 入場無料、予約不要。
https://niwadani.co.jp/20250515_a054_siritsu/

2025年8月に開催されるイベント

【首都圏】

JOBA学校フェア(対面式進学相談会)

日時: 2025年8月2日(土)11:30~16:00
会場: 東京交通会館(JR有楽町駅 駅至近)
内容: 帰国生を受け入れている学校が多数出展する進学相談会。終日入退場可能。
https://www.jolnet.com/fair/

2025東京都私立学校展

日時: 2025年8月23日(土)・24日(日)10:00~16:00(6部制)
会場: 東京国際フォーラム地下2階ホールE(東京都千代田区丸の内3-5-1)
内容: 東京の全私立中高413校が参加する最大級の進学イベント。各校がブースで学校説明を行う。
備考: 入場無料、完全予約制。各入場時間の定員は約4,000人。申込開始は7月16日午後3時予定
https://www.tokyoshigaku.com/news/2025/004969.html

学校に行かなければわからないこともある

合同説明会に参加することに大きなメリットがある一方で、やはり学校に行かなければわからない、生の情報もあります。また、合同説明会には学校の「顔」となる先生方が参加していますが、実際の生徒たちの様子や校内の雰囲気などはわかりません。

合同説明会で学校全体の方針などは感じられても、具体的な先生方の個性や教育理念の詳細は掴みにくいものです。学校の校舎に入ってこそわかる、学校の「文化」のようなものや、現場で教えておられるそれぞれの先生方の「熱」を感じるなら、やはり学校に行くのがいちばんですね。

具体的に受験校となる候補の学校が決まってきたら、学校が主催するオープンスクールや説明会などの情報もチェックしておきましょう。

各学校のオープンスクール・学校説明会

上記の合同イベントの他にも、各私立中学校が個別にオープンスクールや学校説明会を開催します。例えば8月には以下のような学校で予定されています(一部抜粋)。

瀧野川女子学園中学校、東京家政大学附属女子中学校(8/2)
東京都立両国高等学校附属中学校(8/5・6)
山脇学園中学校(8/23・24)
東京淑徳巣鴨中学校都市大学等々力中学校(8/30)

より詳細な情報や最新の開催状況については、各イベントの公式サイトや学校ホームページ、中学受験情報サイト(リセマムなど)で確認されることをお勧めします。イベントによっては事前予約が必須の場合があるので、ご注意ください。

説明会やオープンスクールに参加することで、よりお子さんのモチベーションが上がったり、入試へのイメージが具体的なるなどの効果もあるでしょう。

ぜひ夏休み、そのような時間もとっていただければと思います。

【塾別・科目別】夏期講習を最大限に活かすための予備知識

目次

全体的な学習方針と計画について
カリキュラムと塾との連携について
教科別の注意点

もう6月末。来週にかけては、また全国的に気温が上がり、真夏のような気候になるようです。

体調に気をつけて過ごしたいですね。

さて今回は、夏期講習を効果的に活用し、お子さんの学力向上と負担軽減を両立させるために注意すべき点について、塾別、科目別に考えてみたいと思います。

全体的な学習方針と計画について

塾のカリキュラム学習を追っていると「やったかやってないか」という「タスク管理」になりがちですが、成績を上げるためには「学習の質」が重要です。深く理解しているか、納得しているか、注意深く問題を読んでいるか、解説を丁寧に読んでいるかといった点が大切になります。

もちろん夏期講習は忙しく、大量の課題が出されます。そこで1日1問でいいので、タスク管理型で焦って解くのではなく、1問をじっくり読み、注意深く解き、解説を丁寧に読むことを目指してみましょう。

このような学習を心がけることで、お子さん自身が間違えやすいポイントが見えてきます。

最初は1日に1問から始めて、苦手教科の中から「得意の核」を作ることを目的としましょう。

その「1問」ですが、自己肯定感を高めるためにも「あと少しで解けそう」な問題を選ぶことが大切です。

夏期講習開始までに、何をするのかを明確にした学習計画を立てることが非常に重要です。

まずはこれまでのテストの正答率表を頼りに、「正答率が高いのに間違いが多かった分野はどこか」をチェックすることから始めましょう。

ただし、計画はあくまで出発点であり、お子さんの状況や体力面に合わせて、必要に応じて内容や回数を変更する柔軟性を持つことも大切です。

カリキュラムと塾との連携について

サピックス

サピックスの夏期講習は、日程だけ見ると余裕があるように見えますが、実際にカレンダーに落とし込むと「2日行って1日休み」のようなハードな日程になるため、非常に忙しいです。

早稲田アカデミー

早稲アカの小5夏期講習は特にハードであり、カリキュラムも復習内容と新出単元の折衷型になっています。事前にどれが復習でどれが新出単元なのかを確認しておく必要がありますね。

四谷大塚

四谷大塚は夏期講習とテスト、そして8月後半の特訓(すべて必修となっています)で計26日間もの拘束がありますが、カリキュラム内容がざっくりしているという指摘もあります。場合によっては、必修とされている8月特訓でも、受講を断ったり、時々休んだりする(8月特訓は純粋な復習内容のため)ことを検討してもよいでしょう。

浜学園

浜学園の夏期講習は、平常のマスター講座との「二階建て」になります。つまり夏期講習で総復習を行いながら、平常授業では新出単元を習い続ける形です。必然的に平常授業優先となりますね。夏期講習はカリキュラムを確認し、あらかじめ力を入れる単元の見当付けをして臨むといいでしょう。

学習には「たくさんの知識を身につけるカリキュラム学習」と「学習のやり方を学習する」という2つの車輪があります。

塾のカリキュラムは回し続ける必要があるため、塾の学習は継続しつつ、学びの質を高める取り組みも並行して行うことが重要です。

一方で、夏期講習があまりに忙しく、終わった後にペースを崩してしまう子どもが非常に多い傾向があります。

多くの塾でやる内容が多すぎ、頭の中が混乱し、これまで解けていたものが解けなくなるというケースも見られます。
頑張りすぎている子どもに対しては、親御さんが意図的にブレーキをかけてあげる必要があるでしょう。

教科別の注意点

算数

夏期講習開始までに、特に力を入れたい重要単元(苦手単元、得意の核にしたい単元、志望校に頻出の単元)を決めておくと、夏休みに克服したいテーマがはっきりしてよいですね。
上記の単元が、お通いの塾の夏期講習で扱われているか、確認しておきましょう。

5年生では、平面図形や割合・比を重点的に学習することで、割合や比の考え方を速さや水量の問題にも応用できる力をつけることを目標としたカリキュラムの塾が多くなっています。

国語

小4・小5では、語彙強化が重要なテーマです。夏休みは語彙強化に時間を割く良い機会です。

小6では、サピックスでは夏から前倒しで過去問の宿題が出ます。
他塾にお通いの場合でも、場合によっては過去問をやり始めることを検討してよいでしょう。

夏期講習中は忙しく大量の問題を解くため、読み方が雑になり、得点が下がってしまうケースがよくあります。
また読解については、普段の授業の先生と夏期講習の先生で異なる指導がある場合もあるため、注意が必要です。

量と質のバランスが重要であり、長文を読むのが遅い子でも、1日1問など毎日コツコツと解く習慣をつけることが夏休み後の伸びに繋がります。
普段の家庭学習では負担が大きくなりがちな文章読解を、夏休みの時間の余裕を活かして、朝の塾が始まる前などに生活のペースに取り入れることも有効です。

理科

理科は他教科に比べて、単元による出来・不出来が顕著に出やすい科目です。

まずは夏までに、これまでのテストの正答率表をチェックし、お子さんがどの単元でつまずいているのかを割り出しましょう。

生物や地学の知識がついていない場合であれば、夏期講習に先駆けて塾で使用している暗記用のテキストなどを使って学習しておきます。
このようにして、一問一答レベルの知識だけでも学び直しておけば、夏期講習の授業の理解度がぐんと上がります。

5年生以下の学年のご家庭は、6年生にくらべると夏期講習の日程・時間に余裕があると思います。ぜひ遊びやお出かけのメニューも準備してあげてください。

社会

社会のテストの地理の点数が伸び悩んでいるお子さんの場合、夏休みは、地理の図表(農産物や工業地帯の順位・割合)の読み方を強化することを1つのテーマにするとよいでしょう。

歴史では、出来事と人物を結びつける学習(例:人物カードの作成)が効果的です。
公民は、時事問題と結びつけて学ぶと理解が進みます。今起こっている米の値段の高騰や円安などについて、親御さんが会話の中で話題を振ってあげるなどしてもいいですね。

ふだんの家庭学習では社会の学習時間を確保しにくいものですが、夏期講習の「空き日」に最低限のポイントに絞って学習したり、「3日間で地理をまとめる」など集中して学習する方法も有効です。

夏休みは長いようですが、夏期講習に忙殺されていると(特に四谷大塚や早稲田アカデミーなど日程のボリュームが大きな塾)、あっという間に終わってしまいます。

「なんだかバタバタしている間に終わってしまった」となってはもったいないですね。

まずは夏期講習の日程をカレンダーに落とし込み、どのような毎日になるのかイメージすることから始めてみましょう。

お子さんがよい状態で夏を迎えられることを願っています。

【中学受験】2026年度入試に向けて 動向と志望校選びについて

目次

近年の入試傾向と偏差値変動の現状
個別学校の入試変更と注意点
志望校選びと受験戦略における考慮点
お子さんの心理的側面への配慮

真夏のような気温の日が続いています。

こうなると、特に6年生のお子さんのご家庭では、否が応でも夏、そして本格的に始まる志望校対策を意識せずにいられませんね。

ここでは、志望校選びや受験戦略において、近年の入試傾向や偏差値変動からの雑感をお伝えしたいと思います。

近年の入試傾向と偏差値変動の現状

これまで「比較的容易に合格できる」と思われていた学校のレベルが軒並み上がってきており、第二志望や第三志望校の設定が難しくなっています。特に午後入試のレベルも上がり、多くの学校を受験しても合格可能性が高まるとは限らない状況です。

各塾、特にSAPIXのような難関校志向の塾の発表する「合格可能性偏差値」に関して、「偏差値50以下の学校は当てにならない」という見方があります。SAPIXの先生も「偏差値40台までは『ボリュームゾーン』だから、偏差値50を超える志望校を目指しても問題ない」と話すケースがあるようです。ただし、常に40を切る状態だと注意が必要とも言われています。

私は実感として、多くの学校で偏差値が数ポイント違う程度では合否を判断できず、過去問との相性が合否に大きく影響すると感じています。20%から80%の合格可能性偏差値帯では、飛び抜けた上位や下位を除けば、実質的に過去問との相性で結果がいくらでも変わりうると考えています。

上記のサピックスとは逆に、日能研のR4偏差値は、中堅校ラインでは信頼でき参考になるものの、最難関校ではサピックスや浜学園のデータの方が確実という側面があります。

個別学校の入試変更と注意点

2026年は2月1日が日曜となる「サンデーショック」の年となるため、キリスト教系の学校の2月1日入試が2月2日に変更になるケースがありますので、注意が必要です。

女子学院

入試日が2月2日に変更されたことで、合格難度が上がる可能性が予測されています。(2月1日に他の御三家中などを受験した生徒が受験する可能性が高いため)

青山学院

昨年の2月3日から2月2日へ入試日が変更されますが、青山学院は元々2月2日が入試日だったため(2025年は2月2日が日曜だった)、特に変わる要素はないと考えられています。

サンデーショックについては、お子さんの志望校に関わりがあるかどうか、チェックしておくことをおすすめします。

立教池袋

2月5日の2回目入試は、合格の出し方が独特です。学校側が受験者平均程度の「選考範囲最低点(足切り点)」を設定し、それを超えた受験生の中から面接などの評価も加味して合格者を決定します。そのため、偏差値が中間層(四谷大塚で50~55程度)でも場合によっては合格のチャンスがあるとされています。2024年の2回目入試では、選考範囲最低点が極端に低かったケースも報告されています。

志望校選びと受験戦略における考慮点

夏前の合否判定テストなどで偏差値が達していない場合、「このままこの学校を目指していいものか」という思いが頭をよぎることがあるかもしれません。しかし夏の講習期間中、あるいは少なくとも9月いっぱいまでは、第一志望校を目指して学習を続けることをおすすめするケースが多いです。

この時期に安易に第一志望を変更するような話をすると、お子さんの学習モチベーションが低下する可能性があるためです。

併願校を含めた受験校の最終的な決定は、塾の個人面談が本格的に行われる11月以降を目安にするのが良いと感じています。それまでの間は、お子さんの状況をよく見て、必要に応じて柔軟に計画を調整しましょう。

11月の面談では、塾の先生もある程度正直に感じておられる合否の見通しについてお話しされると思います。しかし塾の先生がどのような受験戦略を提案しているかを確認し、それを踏まえて受験校を決定するのは最終的にはご家庭です。

偏差値だけで決めるのではなく、過去問との相性も見つつ、塾から提供される各学校の最新の入試情報(例えば上記の立教池袋の2回目入試のような独特な合否判断基準など)も考慮に入れて決定しましょう。

お子さんの心理的側面への配慮

テストで実力を発揮できないお子さんの中には、「頑張って解いても解けなかった時の恐怖感」や「できないと恥ずかしい、できないと恐怖だ」という感情が根底にある場合があります。

特に6年生は、1回1回のテストで「志望校に合格できるかどうか」を数値で突きつけられるため、プレッシャーもあるはずです。

このようなお子さんに対しては、テストの目的が「満点や高得点ではなく、部分点でも点を積み重ねて合格点を目指すこと」であることを伝えてあげてください。解答用紙を白紙にせず、とにかく何かしら書くように促すことが有効です。

6年生であれば、塾のテスト結果に一喜一憂しすぎず、「志望校の過去問が解ければ良い」という割り切りも必要です。これは「受験鬱」のような状態に陥ることを避けるためにも有効です。

あと1月あまりで「受験の天王山」と言われる夏休みが始まります。

まずは前回記事「6月 夏休みに向けて準備しておきたいこと」でお話しした準備に取りかかっていただければと思います。

充実した夏への周到なご準備ができることをお祈りしています。

【中学受験】6月 夏休みに向けて準備しておきたいこと

目次

お通いの塾の夏期講習の期間、日数などを確認する
4・5年生の注意点は
6年生の注意点は

夏休みがまで、あと1ヶ月と少し。

お通いの塾や学年によって違いますが、夏はふだんと学習の進度が全く変わります。

例えば サピックスは、夏期講習はこれまでの復習内容ではなく、どんどん進んでいくカリキュラムになっています。

お通いの塾の夏期講習がどのようなスタイルなのかを、ぜひ確認しておいてください。

お通いの塾の夏期講習の期間、日数などを確認する

サピックス

サピックスの夏期講習の期間は、4年生で14日間、5年生で20日間 、6年生で18日間となっており、他塾に比べると、実は日数は多くありません。

ただし上記のように、これまでの復習をするわけではなく、夏休みも含めて1年間のカリキュラムがひと続きとなっているので、夏休みもどんどん新しい単元に進んでいきます。

そのためめまぐるしく、毎日ただただ課題をこなすだけ、となりがちです。

特に 夏休みの前までに苦手単元を多く残してしまっている場合、夏休みにそれを解決するということが難しく、どんどん苦手が積み重なっていく可能性があります。

四谷大塚

四谷大塚や早稲田アカデミーは予習と復習の折衷型となっており、日数が多く、拘束時間も長いのが特徴です。

四谷大塚では 4年生から6年生まで、夏期講習は16日間とテストが2日間、そして 8月の中旬から後半にかけて「8月特訓」という名前の授業があり、これも実質必須とされています。

夏休みを 前半と後半に分けて、夏期講習を2回繰り返すような構成になっており、お子さんへの疲労感はかなり大きいと思います。
内容的には復習と予習が半々ぐらいになっているので、特にどの単元がこれまでの復習でどれが新出単元なのかを把握しておく必要があります。

早稲田アカデミー

早稲田アカデミーの夏期講習は小4・小5がいずれも18日間、これに3泊4日の合宿が、こちらも「必須」のような扱いで加わります。
私は、合宿や「夏期特別◯◯」といった特訓講座については、慎重に受講を検討すればいいと思っています。

夏期講習会の算数や理科は、既習単元と新出単元の割合が半々といった感じです。
四谷大塚同様、既習単元と新出単元を把握しておくようにしましょう。

5年生の社会のみ、地理の総復習と歴史への導入までが夏期講習の内容となっています。

早稲アカの6年生は 夏期講習が24日間、これとは別に「夏期集中特訓」と呼ばれる講座が5日間あります。

日能研

唯一、夏期講習が純粋な復習のみの内容になっているのが、日能研です。
これまでの学習範囲で積み残しと感じているところや苦手単元などを、夏期講習で補いたい、と考えているなら、日能研のカリキュラムが最も適していると考えられます。

ただし夏休みが純粋な「足踏み」になっているということは、他塾に比べてカリキュラム 進路が遅いということでもあります。

浜学園

浜学園の夏期講習も純粋な復習内容となるのですが、夏休みの間も夏期講習とは別に平常の「マスター講座」と呼ばれる講座が行われ、どんどん新しい単元も習っていくというのが特徴になっています。

2種類のカリキュラムが並行して進むため、お子さんの負担はかなり大きくなると考えましょう。
夏期講習の宿題も出ますから、ふだんのマスター講座の宿題演習をどのように回していくか、しっかり考えておかないと破綻する恐れがあります。

4・5年生の注意点は

4年生、5年生については、サピックスを除いて夏期講習にこれまでの復習内容が含まれます。

四谷大塚と早稲田アカデミーにお通いのお子さんは、まず夏期講習のカリキュラムの中で、自分が苦手としている、あるいは 補強しておきたい単元がどれだけ含まれているかチェックしておくことが大切です。

講習に含まれていない単元は、手つかずになってしまわないように、自分で夏までに何とかしておくのが望ましいでしょう。
また夏期講習に含まれる単元についても、夏期講習だけで全てを解決しようとするのではなく、ある程度「予習」してから夏期講習に臨むことで、夏期講習の授業の理解を深めることができるでしょう。

サピックスは夏期講習で復習内容がほとんど扱われないので、より上記のような事前の準備が大切ですね。

このような準備を、今、6月中旬から夏休み前までにしっかり行っておくことが、夏を充実させる第一歩です。

2月からこれまでの月例テストや公開テストの結果をあらためて見直し、手薄になっている単元や理解の浅い単元が何かを把握することから始めてください。

上記の単元を、これからひと月の間にある程度押さえた状態で夏に臨むことを目指しましょう。

また4年生に関しては、「明らかに1学期の学習内容について理解できていない部分が多い」「宿題がぜんぜん回らずアップアップだった」というようなケースなら、思い切って夏期講習を受けずにおうちでしっかり復習する、という選択肢も持っておいていいと思います。
(その場合は計画的にキャッチアップできるか、専門家に相談するほうがいいでしょう。)

6年生の注意点は

6年生は各塾とも、夏期講習の授業から本格的な「演習型授業」になります。

これまでは、先生がまず考え方や解き方を教えてくれて、それを理解、習得できたかどうかを類題を解いて試す、という授業スタイルでした。

しかし今後は、まず生徒たちが問題を解き、 それを先生が解説することで理解を深めさせていく、という「反転授業 」のようなスタイルになります。

基礎的な解法がしっかり身についており、ある程度問題が自分で解けるようになっているお子さんにとっては、非常に 無駄がない授業スタイルです。

しかし基礎に不安要素が多いケースや、知識に不足が多い お子さんの場合、いきなり問題を演習させられても、解けるものが少ないため、非常に 非効率なスタイルとなります。

たとえば 理科や社会で知識が不足していてそもそも問題が解けない、という ケースだと、授業の前半の演習の時間が無駄になってしまいます。

このようなことを防ぐため、特に6年生は基本的な用語や知識の拡充を夏までにしておくこと、算数の解法や公式の知識などをしっかりつけておくこと、国語では 文の種類ごとの読解法を理解し、実際に問題を解く時に使えているかをチェックしておくことなどが大切になります。

まだ今は6月、 お子さんは「なんとなくまだ夏は遠い」と感じているケースが多いですが、 ここから1ヶ月の過ごし方で夏の充実度が変わってきます。

ぜひ、周到に準備を行って夏に備えましょう。